和食・日本酒を味わう
趣のある古い街並みを歩く
ローカルの信仰と暮らしを訪ねる
仏像・建築・伝統工芸品の迫力を感じる
精神性と格式の重みを体験する
美食のエンターテイメントを堪能する
吉備津神社は806年に創建された歴史ある神社です。この地方一の有力神社であることから備後国一宮と呼ばれ、地元の人からは「一宮(いっきゅう)さん」と親しまれてきました。 1229年と1332年の2度火事にあいましたが再建。 1648年には、初代福山藩主である水野勝成が本殿(国の重要文化財に指定)を建て替えました。7月に一・・・
国の重要文化財に指定されている沼名前神社の能舞台は、福山藩初代藩主の水野勝成が当地に赴任して福山城を築城した際、着工前年の1619年に廃城となった京都の伏見城内にあった伏見櫓とともに、幕府から拝領しました。伏見城は、関白となって天皇に代わり政治を行った豊臣秀吉が住んでいた城です。 この能舞台は部下の将兵の慰安用に戦場に・・・
船守神社は、911年(延喜(えんぎ)11)第60代醍醐天皇(だいごてんのう)の命令により創建されたと言われていますが詳しいことはわかっていません。神様がいらっしゃるとされる社殿を本殿といいますが、現在の本殿は、1609年(慶長(けいちょう)14)豊臣秀頼(とよとみひでより)の命令により片桐且元(かたぎりかつもと)が再建・・・
852年(仁寿(にんじゅ)2)、第55代文徳天皇(もんとくてんのう)の命令により、慈覚大師(じかくだいし)円仁(えんにん)が創建したと伝えられています。寺の地形が唐(とう)(618~907年に成立した中国の王朝)の長安(ちょうあん)(中国の昔の都)にある大興善寺に似ていることから興善寺と名づけられました。本堂には平安・・・
諸嶽山總持寺(曹洞宗寺院)は、14世紀前半(1321年)、瑩山紹瑾禅師によって開創された。翌年(1322年)夏、瑩山禅師に信仰を求めた後醍醐天皇の命令により、總持寺を勅国家鎮護の拠り所として定めた。その後、總持寺を中心として、日本全国にその末寺を1万6千余になるまで発展したが、19世紀末(1898年)に火災により寺院の・・・
木曾平沢は、江戸幕府により整備された中山道沿線にあり、隣接する「奈良井宿」の枝郷として形成された集落です。江戸時代より日常什器を主とした漆器業で繁栄し、明治期以降も本堅地漆器の製造技術を導入するなど、技術革新によって成長してきました。昭和50年(1975)には「木曽漆器(きそしっき)」が経済産業大臣指定伝統的工芸品に指・・・
増上寺のメインゲート。東日本最大級の門。 1611年造営、1622年に再建された。 増上寺は仏教の寺であるが、徳川家の先祖を弔う役目も担っている。徳川家は1603年から1867年までの「江戸時代」日本を統治した家柄である。この時代はそれまでの日本の歴史上最も治世が安定しており、各地で様々な文化芸術が生まれ発展した。17・・・
この三重塔は六條⼋幡宮の敷地内にあります。室町時代中期の 1466 年に、地元の有⼒者であった鷲尾貞綱(わしおさだつな)によって、圓融寺(え ん ゆ う じ )を構成する⼀つの塔として建てられました。檜⽪葺の屋根や、軒先の強い反りの流麗さが特徴的です。創建当時は朱塗りの艶やかな姿であったことを偲ばせます。 明治時代に・・・
1297 年に橘⻑綱(たちばなのながつな)が建⽴したと伝えられ、1408 年に橘光綱(たちばなのみつつな)が再建したものとわかっています。⽯段の麓にある「無動寺(むどうじ )」の鎮守社として作られ、神仏習合の⽂化を伝える貴重な神社です。 本殿の作りは、「三間社流造(さんけんしゃながれづくり)」と呼ばれる、⽇本の神社建・・・
日本全国に13しかない宮門跡の一つで、非常に高い格式を誇ります。日本仏教の母山である比叡山延暦寺を開いた最澄が、京都に都(平安京)を開いた桓武天皇のために刻んだ毘沙門天をご本尊とします。江戸初期(17世紀)に現在地に再興されました。境内は見事な枝垂桜の春や秋の紅葉、正月は大勢の参拝客ですが、一年を通じて落ち着いた雰囲気・・・
新薬師寺は、聖武天皇の病気平癒を祈願し西暦747年に創建されました。聖武天皇は「奈良の大仏(東大寺銅造盧舎那仏坐像)」を造立された天皇ですが、大仏造立の途中で体調を崩されます。そこで天皇の病気を治すための法要が各地で行われ、これをきっかけにお后の光明皇后によって当地に新薬師寺が造営されました。751年には新薬師寺で聖武・・・
青葉神社は、仙台藩初代藩主・伊達政宗(1567~1636)をお祀りする神社です。政宗は、仙台城を核とした活気あふれる城下町を築き、斬新で壮麗な伊達文化の礎を固めました。神社の創建は、1873年に旧藩士を中心にした市民が宮城県に願い出たことが契機となりました。当時は全国的に藩祖を祀る神社を整備する機運が高まった時代でした・・・
東照宮は、江戸幕府初代将軍・徳川(とくがわ)家康(いえやす)(1543~1616)をお祀りしている神社です。家康は、全国を制覇して江戸時代(1603~1868)のいしずえを築きました。家康が亡くなった後に、その死を悼んで全国に東照宮が創建され、今も約100社が現存していると言われます。 仙台の東照宮は承応(しょうおう)・・・
岩戸寺は養老3年(719年)仁聞菩薩(ニンモンボサツ)の御開創と伝えられる六郷満山二十八本寺の一つである。菩薩は行願成就の報告に俊足・明賢を都へ遣す。時に養老4年、明賢、播磨の国に至って洋上に、一身七頭の鬼を加持力で引き寄せ、その首を取って内裏に至る。仁聞菩薩の本尊と経巻を奉り「六郷山は鎮国の霊場、天長地久の御願所なり・・・
十輪院本堂は、内部にある石仏龕を拝むための礼堂として鎌倉時代(西暦1185年-1333年)の前期ごろに建立されたお堂です。