和食・日本酒を味わう
趣のある古い街並みを歩く
ローカルの信仰と暮らしを訪ねる
仏像・建築・伝統工芸品の迫力を感じる
精神性と格式の重みを体験する
美食のエンターテイメントを堪能する
肥前浜宿は、当時の領主だった大村市の居館や松岡神社を中心に発展した町並みと、港町の庄津(しょうづ)を核とした町並みを母体として中世(1184~1603年)に生まれた都市です。 豊かな地下水に恵まれたおいしいお米の産地だったために酒造りが盛んとなり、現在でも大きな酒蔵がいくつも立ち並んでいます。 中心部を浜川が流れており・・・
黒島町は、能登半島北西部の輪島市門前町地域に位置する。集落は、西は日本海に面し、砂浜から山裾に上る緩斜面に、街道に沿って南北に長く形成される。黒島の成立は16世紀前半と伝え、漁業を生業としていたが、18世紀前半には有力な北前船の船主が現れ、日本海沿岸航路の整備と海運業の発展を背景に集落は成長を遂げた。 保存地区は、北前・・・
輪島市の大沢・上大沢集落は、能登半島北西部の日本海沿いの小さな2つの集落である。 急峻な山が日本海に直接迫る能登半島北側は、海から強い季節風を受ける地域であり、多くの集落が内陸部に立地している。その中で、大沢・上大沢の集落は湾を成す低地に位置し、後背の狭い谷地の限られた傾斜面に耕作地を有する。海に面する集落の外周部には・・・
奈良井宿は中山道六十九次(なかせんどうろくじゅうきゅうつぎ)中34番目に位置する、中山道(なかせんどう)のちょうど真ん中の宿場町です。宿場では、通常は檜物細工、塗物、塗櫛などの木工業を主とする生業が行われ、大名行列などの大通行の際には、臨時的に宿泊や休息などの旅籠としての責務を果たしていました。木曽(きそ)11宿の中で・・・
木曾平沢は、江戸幕府により整備された中山道沿線にあり、隣接する「奈良井宿」の枝郷として形成された集落です。江戸時代より日常什器を主とした漆器業で繁栄し、明治期以降も本堅地漆器の製造技術を導入するなど、技術革新によって成長してきました。昭和50年(1975)には「木曽漆器(きそしっき)」が経済産業大臣指定伝統的工芸品に指・・・
「河原町妻入商家群」は篠山城築城後の1620年に作られた古い町並みです。城下町特有のわずかに折れ曲がった街道の両側約600mにわたって、5mから8mの狭い間口に奥行き40m以上ある細長い敷地に「妻入り」の中二階建の町屋が多く軒を連ねています。表構えは大戸と格子または蔀戸で構成されており、格子は現在でも多く残っています。・・・